あの頃、体重増加は祝福だった。
大きくなってねって言ったくせに。
解せぬ。
本当に解せぬ。
何が納得いかないって?
よくぞ聞いてくれた。
読者よ、どうか私の話を聞いてほしい。
この前、イオンモールの赤ちゃんルームで、うちの坊やの体重を測った。
少しずつ増えていく数字。
デジタル体重計のその画面を見た瞬間、私や家族は大いに喜んだ。
「坊や!大きくなったね!」
「君はとっても健康だね!」
「すごい!えらい!」
と。
坊やの体重が増えるたびに、周りは感動の声をあげた。
褒めたたえ、拍手し、さらなる体重の増加を心の底から望んだ。
増えた本人も誇らしげで、たくさん飲み、たくさん食べ、たくさん寝る。
幸せそうだ。
実に、幸せそうだ。
小さな子の成長は何よりも嬉しい。
しかし。
それが15年以上も経てばどうだろうか。
1gでも増えれば嘆き、増えれば増えるほど周りから笑顔が消える。
「痩せた方がいいんじゃない…?」
と控えめに告げられる。
おい、あの拍手はどこへ行った。
あの「えらいねぇ」は一体何だったのだ。
さらに40年、50年と経てば、今度は病名までちらついてくる。
医者が深刻な顔で告げる。
「今すぐ痩せてください」
なぜだ。
お前たちお医者様だって、昔は成長曲線を見つめながら、にこやかに言っていたじゃないか。
「順調ですね」
と。
あのやさしい微笑みは何だったのだ。
大人になった途端になんなのだ。
「減らしましょう」
「控えましょう」
「運動しましょう」
理不尽だ。
私たちは幼き頃から、体重が増えることに対して大きな自尊心を与えられてきたんだぞ。
増えたら褒められる。
食べたら喜ばれる。
むちむちになったら「かわいい」と言われる。
セブンイレブンのちぎりパンを買ってきて、腕の隣において「そっくり~!可愛い~!」って言ってたじゃないか。
「クリームパンみたいなおててがいい!」
って言ってたじゃないか。
そうやって育てておきながら、ある日を境に急に言われるのだ。
「増やすな」
「細い腕がいい」
「手足もスラッとしてた方がいい」
と。
あんまりだ。
あんまりである。
こちらとしては、ただ昔の教えを忠実に守ってきただけなのに。
同じ500gなのに、昔と今では扱いが天地の差である。
大人になっても褒めろよ。
あの頃のように拍手してくれよ。
こっちは喜んで、ポテチもカップラーメンも食べて体重増加させるからさ。
解せぬ。
本当に、解せぬ。
読者もそう思わんかね。



体重増加が祝福だと?
読む前は何のことだろ?と思って読んでいたら……!
なるほど、これは確かにその通りだわ。
大人になってくると体重が増えると不健康が付いて回りますからね。。。
本当、解せぬですよ💦
天才だ、、、
これは確かに解せぬ!!
大っきくなること、それが良いこと、素晴らしいことのように教わってきた
可愛いと醜いの境
健康と不健康の境
明確なボーダーをもってほしい
そのうえで全国の親御さんに言いたい
大っきくなって偉い、素晴らしいのではない
目標値を提示し、そこに近づいたから偉いのだと
褒める部分を明確にしてほしいものだ