ヤングマガジンが全部悪い
ちゃおなんて信じるな!あんなの幻想だ!
皆様は、いつから大人の生々しい世界を知りました?
中学校の修学旅行の夜のトークからでしょうか。
それとも、小学校の下校中に道端に落ちている🔞本からでしょうか。
私が知ったのはおそらく、小学校3年生というかなり早い時期からだった気がします。
原因はもうお分かりですね。
タイトルコールいきましょう。
せーのっ
『ヤングマガジンが全部悪い』
あの日までの私は、汚れを何も知らぬ純粋なピュアピュアガール。
好きなものは本とトマトといちご。
嫌いなものはリコーダーの『ド』の指と納豆。
どこにでもいる普通の女児だ。
ある日のこと。
古びたショッピングモールで、親が1週間分の食材を買い込んでいる間、私はいつも通り本屋で時間を潰していた。
本屋、楽しいよね。
目的もなくぐるっと一周するだけで、ちょっと賢くなった気がする。
小学生の私にとって本屋は小さなテーマパークです。
いつも通り本屋をぐるっと1周していると、ふと入口付近にある一冊の分厚い大きい本が目に止まったわけです。
表紙には、セクシーな水着のお姉さんがドーン。
そう、ドーンです。
ドーン以外の語彙力が出てこないのが小3です。
何だこのインパクトのある本は。
何がこの中に書かれているんだ??
溢れ出てくる好奇心という名の欲望。
パラパラとめくる。
どうやらマンガのようだった。
最後の方のページ。
浴衣を着ている女の子。
草の茂みからゲスな顔で「こっちにもっと楽しいのあるよ」と誘う男。
なんの疑いもなく誘いにのる女の子。
そして浴衣を■■され■■なことをしている2人。
これは…ナニをしているマンガ…?
『ちゃお』ではこんなシーンはなかった。
純粋なちゃおっ子であった私にとって、そのシーンは刺激が強すぎて脳内処理が追いつかずショート。
私は数多くの疑問と困惑をお買い上げし、本屋から出ていった。
それから1週間後。
私は祖父に連れられ歯医者に向かった。
その日は人が多く待ち時間が暇だったので、私は受付の隣にある読み物コーナーへ向かった。
定期検診の案内パンフレット、新聞、女性雑誌…
お姉さんのセクシー水着の表紙の本。
こ、これは…!!!!
やんぐまがじんだ!!!!
再会。
まさかの歯医者で。
キュイーン!という歯医者特有の音が響く中、私の心には運命の鐘が盛大に鳴っていた。
先週のあの疑問を解決させるチャンスが、今ここにやってきたのだ。
周りの目から隠すようにして素早くヤングマガジンを腕に抱え、隅っこの方で三角座りをし、出来た隙間にヤングマガジンを置く。
彼らのしていることが何なのかは分からないが、人前で見てはいけないというのは何となく察していた。
パラパラ…
この前の浴衣の女はいない。
しかし代わりに実験台のような台に乗っている少女がいた。
悪そうな眼鏡のイケメンがあれこれしてる。
こいつらまじで危機感ねえな。
何かをしている。
ものすごく何かをしている。
…ダメだ、分からない。
この行為は何なのか。
なぜこの人たちはこうなったのか。
どうして少女はそんなに無防備なのか。
そして眼鏡、お前は何者なんだ。
悔しい。
分からないというのが、こんなに悔しいとは。
正直テストで98点取ったときより悔しい。
歯医者のたった10分、15分の待ち時間では、圧倒的に時間が足りない。
この謎は、そんな片手間で解けるものではないのだ。
知りたい。
早く真実にたどり着きたいのに…!
帰り道、私は祖父に尋ねた。
「じいちゃん、次の歯医者っていつ?」
「いつって…何かあったのか?」
「いつ?」
「…えっと、1ヶ月後かな?」
「早めて」
「え?」
「早めて」
無茶ぶりである。
当時の祖父には、今すぐにでも歯を治したいという孫の強い意志を感じていたのかもしれない。
そこから私は、歯医者に通い、本屋にも通い、隠れながらヤングマガジンの解読を試みた。
その眼差しは、もはや研究者。
下心ではありません。
ただ謎を解明したい一心です。
分からないところだらけです。
でも、分からないなりに読み進める。
小学生の探究心と好奇心というものは、本当に恐ろしいものです。
そう、業務用スポンジです。
歯が完治し、歯医者に通わなくなる頃には、私はヤングマガジン、そして大人の世界の全てを知り尽くしていた。
真実に辿り着いた私は、きっととても清々しい顔をしていただろう。
そして同時に思った。
この世はあまりにも不純である…と。
お読み頂きありがとうございます!
クスッと笑っていただけたら幸いです🐟
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缶コーヒーのお値段で、もしよろしければおかわりしてくださると嬉しいです。
ではでは!



なぜ人類は小学校3年生のときに、ヤングマガジンと出会うのか?そう、おさるぼんも小学校3年生で、ヤツに出会いました。これから、noteも読ませていただきます✨
どうも、36年ヤングマガジンもジャンプも読んだことがないまちゃです=純粋