Instagramで勝手に世界中のボーイを誘惑してた話
Who are you?
リアルの友人とつながっているInstagramを、数日ぶりに開いた。
すると、フォローリクエストが5件ほど来ていた。
……何か、私がやらかしたのだろうか。
それとも、人生2回目か3回目のモテ期が、ついに到来したのだろうか。
私のInstagramを見て、
「なんて美しい人なんだ……!」
と衝撃を受けた誰かが、即プロポーズしに来た可能性もある。
ごめんなさい。
私には夫と坊やが…
そこまで妄想したところで、重大な事実に気づいた。
私のアカウント、鍵つきだった。
投稿、見えないじゃん。
一通り壮大な妄想ラブストーリーを繰り広げたあと、改めてお知らせ欄を確認してみる。
そこに並んでいたのは、どこの国の方なのかも分からない海外の男性たちだった。
私はいつから、グローバルなしらすになったのだろう。
まあ、たまに来る営業か、もしくは悪質な何かだろう。
そう判断し、すべてのリクエストを拒否した。
私のモテ期は、わずか数分で終了した。
次の日。
Instagramを開くと、またフォローリクエストが来ていた。
今度は7件ほど。
どうしたというのだ。
昨日リクエストを拒否されたボーイたちが、仲間を連れて舞い戻ってきたのだろうか。
一度やられたあと、さらに強そうな先輩を連れて戻ってくる、どこぞのチンピラみたいな展開である。
ん?
DMにも10件以上の通知が届いている。
これはさすがにおかしい。
恐る恐る、DMを開いてみた。
「Who are you?」
こっちのセリフだよ。
誰なんだこのアフロは。
そう思った瞬間、ゾッとした。
そのアフロの下には、ズラーーーーッと、「○時間前に送信」という文字と無数のアカウントが並んでいた。
スクロールしてもスクロールしても終わらない。
親指だけが、むなしく画面を滑り続ける。
その数、軽く500件以上。
そしてようやく理解。
の、乗っ取られとる。
完全に乗っ取られてしもてる。
しかし、乗っ取られたという事実よりも気になることがある。
私のなりすましは一体、世界中のボーイ達に何を送ったというのだ。
送信履歴を開くと、そこには英語で書かれたメッセージがあった。
英語力が中学生の夏休みあたりで止まっている私には、当然読めない。
Google先生、出番です。
だいたいこんな内容だった。
「はぁい! DM送ってごめんね🥺突然だけど、私ととっても楽しいコトをしない?私と話したい人は、○○でこのIDを検索してね♡ → @△△□×」
…
ムフフなやつだ。
絶対ムフフなやつだ!!
私のアカウントは、私の知らないところで国境を越えていた。
しかも、世界中のボーイたちを夜な夜なお誘いする、グローバル裏アカウントとして華々しいデビューを飾っていたのである。
頼んでない。
そんなグローバル展開、ひとつも頼んでない。
しかも、何人かは見事に騙され、ものすごく好意的な返信をくれていた。
中には、かなり前のめりそうな文もある。
騙されるな!!
君たちが今メッセージを送っているアカウントの中身は、そんな「うふっ♡」なジャパニーズレディではない!!
少しはっちゃけただけで、翌日に全身筋肉痛になる陰キャアラサーだ!!
腰痛もあるぞ!!
……とはいえ、
「ごめん、私アラサーの腰痛持ちなんだ」
(Sorry, I’m around thirty and suffer from lower back pain.)
と、世界中のボーイたちに返信して回るわけにもいかない。
多分2ヶ月以上かかる。
何をどうしたら、私のアカウントからムフフが消えるだろう。
悩みに悩んだ結果、私は泣く泣くアカウントを捨てる事にした。
結局、それが一番手っ取り早くて安全だ。
こうして、私の約7年間動いていたInstagramアカウントは、世界進出を果たした直後に静かにその生涯を終えた。
皆様も乗っ取りにはお気をつけ下さい。
また、突然海外の美女からお誘いが来ても、簡単について行ってはいけません。
その美女の中身は腰を痛めたしらすかもしれません。



ムフフなDMを受けて騙されたかった・・・
乗っ取り怖いですな😱💦
あと湿布上げるのでよかったら使ってね☺️👍←